専門コラム 残念な思考パターンでは残念な人生を辿る

植村 猛

およそ人の一生は平穏無事で順風満帆というわけにはいきません。

どんなに恵まれて幸せそうな人でも、必ずアクシデントもあれば悩みもあるものです。

また同情を禁じえないほど気の毒な境遇の方も大勢います。

 

そんな中で苦労を感じさせない人ほど素晴らしい人はいないと思います。

いつも明るく幸せそうで心の底から良い人なので

さぞや恵まれた人生で大した苦労もなかったのだろうと思っていると

実は大変な過去を必死で切り抜けてきた人だったなどということはよくある話しです。

 

反対に自分がいかに不幸でみじめであったかを事あるごとに吹聴し

世の中の不公平や特定の人の非情さを繰り返し批難しなければ気がすまない人もいます。

 

苦労は人を創るから若いうちの苦労は買ってでもしろと言いますが、

一口に苦労と言っても

それを受け取る人次第では良い結果を生むとは一概には言えないと思います。

 

苦労が人間性を高め

心から尊敬に値する人も大勢いますが

苦労が害毒となって心が荒み人間性を疑いたくなるような人の方がむしろ目につきます。

 

人間にとって一番不幸な事は、不幸な出来事に遭遇する事以上に

それを正しい心で受け止められない事だと教えてくれた人がいました。

生きていく上で災難や病気・突然の非常事態などをすべて避けることは不可能です。

自分の身の上に起こったことは

それをいたずらに嘆いたりいつまでも恨みに思うのではなく

なんとか切り抜けよう乗り越えようという前向きの意欲と自助努力が必要です。

 

一度や二度の愚痴なら誰しも同情してくれることでしょう。

またなにかしらの援助もしてくれるかもしれません。

 

でもそのあとは本人が無言でひたすら立ち向かっていく姿勢が感じられないと

折角差し伸べてくれた手も引っ込められてしまいます。

 

また大変な思いを乗り越えて立ち上がった人には

その出来事に同情するのではなく

その人が大きく成長した人間的魅力に魅せられて人が集まってくるのではないでしょうか?

 

残念な人は残念な出来事をいつまでも引きずり

その結果その先ずっと残念な人生を辿れなければならない事が

どんな不運に遭遇する事よりも不幸な事だと思います。

 

私自身、長い間残念な思考パターンで苦しみ続けましたが、

やっとその事に気づきました。

メールマガジン登録

メールマガジン登録

各種ご案内、更新情報をお届けします。ぜひご登録ください。